日本ではネットワークエンジニアが各種工程を完全に分担して行う傾向が強く、上流工程の任に当たるエンジニアが下流工程の任に当たるエンジニアのスキルを踏襲していないケースもいようです。こういう事情はソフトウェア開発の業界における「プログラミングはできないがアプリケーション設計はできる」といったシステムエンジニアが多数存在することと類似しています。上流工程ならば細かいところは知っている必要は無い、と組み立てやメールの配送の仕組みや、TCP/IPの基礎的な知識などのネットワーク技術の概要理解が欠如していても問題視されないことがあります。こうしたことから、設定業務→設計業務→コンサルティング業務というように業務に優劣をつけ、上流工程に移ることをキャリアの向上とみなして賃金差を図る企業もあります。本来ネットワークエンジニアの理想的なキャリアプランの一形態とされているものの、ネットワーク技術の基本的な知識が乏しくとも上流工程における業務に配属されるケースが後を絶ちません。
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